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愉和法セミナーテキストの公開にあたって

日ごろ、よくお客さんに「魔法でも使ってるの?」とか「ハンドパワーですか?」とか聞かれます。
「ハイ、そうですヨ」と言えばカッコいいし、尾籠な話、お金儲けにも都合がいいでしょう。
でも、それでは事実に反してしまいます。

愉和の操法=愉和法は、ハンドパワーはゼロです。
特殊な技術・テクニックもありません。

やっているのは誰でもできること、ただ手を当てるだけ。
気を送るとか、なにもしていません。
ですから極端に言ってしまえば、私がやらなくたってよいということなのです。

巷にはきっと、ご家庭で身内の方が苦しんでいたり、どこへ行っても、なにをやってもよくならないという方がいたりなど、意外と多いのではないでしょうか。
私は、そんな方たちのご家族ががこの操法を知っていればなァ、と、常々思っておりました。

ただにそういった方々のため、一般の方でもできるよう、愉和法の整体テキストを公開することに致しました。
これをきちんと読んでいただければ愉和法の原理を理解し、さらに人にもやってあげられるようになるハズです。

1、2、3章にかけましては、誰にもわかる愉和法の原理と手法がすべて余すところなく、書いてあります。
加うるに、7章には一般の方向けのポイントがていねいに書いてあります。

これらを公開することでひとりでも多くの方が救われますように、
また、誰もが愉しみながら「からだってスゴイな~」というストレートな感動を(操者も受者も)得られますようにと、切に願っております。

※4、5、6、8、9章はガチガチにプロ向けの内容になっておりまして、おそらく読んでもなにがなにやら・・になる可能性が高く、私が手取足取りお教えしている受講生たちでさえ難しいと言うくらい内容的にシビアなものになっております。
過剰に情報がありすぎましてもかえって混乱するおそれもありますので、印刷された出版物となる以外、インターネット上では目次の紹介にとどめておきました(印刷された書物を読むのとブラウザ上で読むのとでは、頭への入り方が異なるからです)。


愉和法 治すのではなく、治る

前書き

たとえば貴方の身内に病気、あるいはなにかしらの症状で苦しんでいる方があったとします。
貴方はどうにかして助けたい、治してあげたいと思うでしょう。

ところが病院へ行っても治療院へ行っても、よくならない。
あっちへ行き、こっちへ行き、それでもどうともならない。
万策尽き果て、さァ困った・・。

実際、そのような方は意外と多いのです。

もしも・・、もしものお話です。
貴方自身がその方を治してあげられるとしたら、どうでしょう。

† † † 

この本は、これまでの常識がひっくり返る、あらゆる病の、目からウロコの治療法が書かれています。
しかも誰にでもできて、特別なテクニックの訓練も必要ありません。
覚えなければならない教科書もありません。
ただし、少々の根気だけは必要です。
「やってみよう!」という気持ちさえあれば、誰でも即実践可能です。

・・これだけを読むと、なんだか怪しい感じがするかもしれません。
しかし、自然の法則とは元来シンプルで、作為的なものを必要とすることはないハズなのです。

信じる信じないは貴方のご自由。
ただし、やったもん勝ちです。


目次

一、はじめに

いかにして愉和法は生まれたか

整体をする者の苦悩

整体をする者の喜び

「治る」ためには「治さない」のがコツ

手をふれるだけの不思議のヒミツ

これはマニュアル方式ではない

この整体は易しいのか難しいのか

これを未来に残すことができれば・・


二、患部と原因は、離れたところにある

腰痛の原因は

流れを読む

ほどく


三、整体操法の実際

観察をする(からだの流れを読む)

腰全体が痛い

頭痛

流れを追う

操法をする

操法の奥義

整体操法のまとめ


 

四、からだの見方

骨盤

お腹

胸骨、肋骨、鎖骨、肩甲骨

アレルギー、自己免疫疾患

皮膚のこと


五、臨床

狭心症など、心臓の問題

パニック障害や不安神経症など

逆流性食道炎

慢性疲労

バセドウ氏病・橋本病

仙腸関節炎

膠原病・リウマチ

外反拇趾

慢性鼻炎、蓄膿症、副鼻腔炎など鼻のこと

膵炎や糖尿病など膵臓のこと

吐き気・胃の問題

ばね指・腱鞘炎

臨床の実況中継

臨床のまとめ


六、操法の補遺

手足の指の流れの観察法

指の操法

ゴムボールの法則


七、一般向け操法のポイント


八、プロ(志望含む)向け操法のポイント


九、操法と心身の関係(心得のこと)


十、終わりに