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クローン病は仙骨が硬い?

それぞれの病気の特徴

たとえば潰瘍性大腸炎の方は、腸骨が硬いというふうに感じます。
ではクローン病はと言いますと、これは仙骨が硬いのではないか、という感触があります。

症例があまり多くはないのですが、拝見した方の感触では仙骨の硬さがほどけますと、お腹の調子もよくなるのです。
で、潰瘍性大腸炎の方は、腸骨がほどけるとよくなります(例外あり)。

でも本当に大事なことは、仙骨の硬さは直接のクローン病の原因となってはいますが、それが大本の問題ではないということです。


クローン病だって原因はまちまち

ちょいと人体骨格図を思い浮かべてみてください。

仙骨に直接くっついている骨は、背骨の一番下の骨ですよね。
専門用語を使っちゃいますと、「腰椎5番」ということになりますが、この背骨のず~っと上まで行きますと、頭蓋骨までたどり着いてしまいます。
要は、アタマですね。

もしも、もしもですヨ、このアタマに昔々に打撲なりなんなりがあって、その衝撃が残っている場合、その人のアタマにはこわばりが常時あるということになったりします。

この「こわばり」、これはどういう状態なのか?
ぶっちゃけて言いますと、「硬く、ちぢこまっている」状態です。

つまり、ちぢこまった分、どこかを引っ張るワケです。
どこを引っ張るか、それはもうカラダに聞いてみるしかありません。

ただ、背骨を介して仙骨を引っ張ったって、なんの不思議もないのです。
もしそうだとしたら、仙骨、あるいは腸や消化器系をどうにかしようとしたって、クローン病にとってみれば根本的な解決には到底ならない、ということになってまいります。
医学でも医学以外でも、症状の出ている箇所をいろいろな方法で治療しようとしますが、どうもうまくいかず、難儀する。
だから、難病というのでしょうか。

この場合、消化器系とかにアプローチするとかよりも、もともとの本命であるアタマに残った衝撃をほどくことが、なにより肝要になってきます。
なぜなら、アタマのこわばりがほどけると、もう仙骨を引っ張る必要はなくなるからです。

引っ張られなくなった仙骨は硬さがゆるみ、仙骨が硬かったことによって連動してテンションのかかった腸や消化器系も過敏になる必要もなくなってくる、という塩梅です。
これがクローン病(には限りませんが)の、愉和法の大本からのアプローチになります。

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ただし、仙骨に行くのはアタマだけとは限りません。
手からも、足からも行く可能性はあります。

手も足もアタマも、それぞれコラボして悪さをしていることだって、あるかもしれません。
またもちろん、骨盤そのものになにかあった可能性だってあります。

お客さんで子どもの頃、ガケから落ちてしたたか腰を打ったことがあるとのお話もありました。
この場合は、当然骨盤に受けた衝撃もほどかねばなりません。
回を重ねるごとに、クローン病によるお腹の痛みと不調は軽減していきましたが、それは不思議でもなんでもありません。

要は、目に見える病気の様態や症状の奥に隠れた、目に見えない本丸をあばき出し、まさにそこにこそアプローチをすることが副作用もない、なにより自然な治癒への近道となります。

横浜市戸塚区 整体 愉和 清水