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いきなりの座骨神経痛で動けなくなる

いっぱいいっぱい

我慢強い方ですと、とにかくガンバってしまいます。
少々の違和感、痛みがあっても堪(こら)えてしまう。
特に、まじめな方。

私は、「ま、いっか」と言えるのもダイジですよ、って言ったりしちゃいます。
自分のことも、大切にしましょう、って。

ところで、とても忙しいお仕事をやっていても、途中で倒れられるのは、まだいい方です。
どんな状態でも倒れることなく、頑張り通してしまえる方ですと、最悪の場合、突然死などということもあり得ます。

で、いきなり倒れてしまう、またはいきなり大きな症状が出てしまうというのは、まずこころ(といいますか)、アタマがいっぱいいっぱいだったりします。
ときに、それはしばしば過剰な責任感だったりもします。
そして、こころとからだは密接な関係にあります。
ひとつのもの、あるいは表裏といってもよいでしょう。

突然、動けなくなる

昔のことですがあるとき、家に来てほしいという電話がありました。
座骨神経痛の症状が激しくて、まったく動けないとのことです。
ギックリ腰ではないかと言いましたら、そんな感じではないとのこと。

幸いすぐ近くでしたのでさっそくうかがいますと、女性が横になっていて、身動きができないままになっていました。
表情をうかがいますと、痛いという苦悶のものだけではなく、むしろどうしていいかわからないという戸惑いが見られ、要はいっぱいいっぱいのものだったのです。

動けないからだを動けるようにする

このような場合、「あおむけ」とか「うつぶせ」とか指定するのではなく、いちばんラクになれる体勢、いちばん痛みのない体勢になってもらいます。
といいますか、もう横向きで、ある決まった体勢しかできない状態でした。

で、どうするかといいますと、その体勢から痛いところがゆるむように、上側にある足を、ホンのちょっと持ち上げてみます。
こうすると、お尻の痛いところがゆるんでくるのです。
その際、もう一方の手を痛いところに当て、そこがどのように変化するかを感じ取り(センサーのように)、いちばんゆるむように誘導していいくわけです。

このような方法で腰から下のバランスをとっていきますと、ようやくあおむけができるようになりました。

あおむけになれますと、あとはだんだんと全体にゆるんでまいります。
結果、1回の施術で歩けるようになり、終わってから歩いてトイレに行くのを家族の方が見て、びっくりしていました。
ただ、それでもやはり痛みは残っています。
とはいえ、もう1回うかがいましたが、それですっかりよくなったとのことです。

いっぱいいっぱいになって倒れたタイミングは、私はある意味、よかったのかもしれないナァと思っています。
あれもまたずっと我慢できてしまって、もっともっとガンバってしまった挙げ句に起こっていたならば、この程度では済まず、もしかしたら私でもどうともならなかったのかもしれません。