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めまい、メニエール病について

いつも、ふらふらする

いつもふらふらしていて、めまいが取れない、なんていう方、意外と多いのではないでしょうか。
そのような方は、おそらくそれと同時に、頭もすっきりせず、なんだか重い感じもないでしょうか。
もしかしたら血圧も高めかもしれません。

そんな方は、首のつけ根のあたりの背骨(胸椎上部)をみてください。
なんだかコったりしてませんか?
はばったいというか、なんとなくモッコリしてるというか(これは、首筋が硬くなっているために首の骨が縮められているからなのですが)・・

もしもそうだったとしたら、ほぼ間違いなく頭部への血流が乏しくなっています。
それと同時に、硬くなった首筋は頸だけではなく、耳にまで及んでいますので、当然三半規管にも影響があって然るべきです。

そうしたら、いくらめまい薬を飲んだって、血流をよくする薬を飲んだって、焼け石に一滴の水になってしまうかもしれません。
「ずっと投薬しているけれども、なかなかよくならない」というお話をうかがいますが、それはある意味、当然です。

コリをほどいたら

とある高齢の女性(Iさんとします)ですが、いつも船に乗っているような感じでふらふらし、MRIを撮って調べても原因がわからず、薬も飲み続けたりしても改善されないとのことでした。
それで、背中の首のつけ根あたりを診てみましたら、やはりちょっとモッコリしてはばったくなっています。

そこで、左右に分けて、左なら左のそのモッコリのあたりに手を添え、空いた手で胸の肋骨(ろっこつ)のあたりに合わせました。
もちろん、右側もおこないます。
なぜここ(肋骨のあたり)と合わせるかということにつきましては、確たる理論では説明できないのですが、そこがいちばん反応を起こす箇所だったから、ということになります(「愉和の手法について」参照)。

そのようにしていきますと、背中のモッコリがみるみるしぼんでいきます。
もちろん、揉みほぐしているわけではありません。
からだが勝手に変わっていくという表現しかできないのですが・・
そのこわばりがほどけることによって、血流がよくなっていくのが、当てている手からよくわかります。

で、全体の操法を終えてみますと、完全ではないものの、ほとんどふらふらしなくなったと言います。
Iさんはしきりに不思議がっておられますが、からだというのは、不思議な力を持っているのですね。

メニエール病は、三半規管が悪いのか

頭痛とめまいに悩まされている女性。
医師からは、「三半規管に障害があり、メニエール病です」と言われたとのことでした。

メニエール病なのだから、めまいはもう仕方がない、せめて頭痛だけでもなんとかならないでしょうか・・?
ということでお越しになったわけだったのです。

三半規管が悪いのだったら、それはもう仕方がありません。
しかし私はあまのじゃくと言いますか、素直にその言葉を信じないんです。
なぜならば、これまで医師からは「もう治らない」と言われた病気や症状でも、よくなることも多いという経験があるからです。

つまり病気とは、その臓器や器官が悪いのではなく、そこに圧迫の生じるなにかしらのバランスになってしまっているというケースが大半なのだということを、私は日々の操法のなかから実感しているのです。

この場合も観察点は、背中上部のモッコリです。
そこをほどけば、「頭痛だけでも・・」といっていたのが、めまいも頭痛も治まってしまいました。
ただし、このようにすべてがスッと変わっていくわけではなく、おからだの状態によって経過のしかたはそれぞれです。

たとえばその原因が腕から来ること、足からも来ること、頭部から来ることがあることを、経験から知っています。
腕なら腕、足なら足、頭なら頭を調整することが必要です。

とにかく調整が進みますと、頭や目もすっきりして軽くなってきます。
もしもそれでなおめまいの症状が変化しないときは、からだのバランスの問題とはもっと別のなにかがあることが考えられます、たとえば薬の副作用とか脳脊髄液減少症など。 この場合はくわしく検査された方がよいでしょう。

ただし大切なのは、症状としてのめまいや頭痛だけをどうこうすればよいわけではない、ということです。
いかなる経緯でその症状が表れねばならなかったか、こわばって血流を妨げなければならなかったかまでを追求し、大本のバランスを整える、これが重要です。