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アレルギー性鼻炎、蓄膿症について

鼻孔に来る圧迫

よく操法をしていて、呼吸が深くなってくるとともに、鼻が通ってくるというお話を聞きます。
ただしそのときは特段、鼻をいじっているわけではありません。

思い起こしてみれば、鼻に出る症状はだいたい、鼻だけをなんとかしようとすることが多いのではないでしょうか。

症状の出ている箇所というのはいわば枝葉末節で、川で言えば最下流です。
そこでいくらゴミを拾っても、上流でゴミを捨ててる人をどうにかしなければ川はきれいになりませんよネ。
鼻そのものをどうにかしようとする前に、歪みを治しておきたいものです。

ときに、頭部はカタいという印象があるかもしれませんが、実は常に全身のバランスの影響を受けています。

左右の観察点を診ましても、両方同じ状態であることはまずありません。
これが頸部との連動で、症状の出る箇所や症状そのものが多彩に変化します。

そういった下地があって鼻腔になにかしらの圧迫がかかり、かくしてアレルギー性鼻炎や蓄膿症などの問題が頭をもたげてくるというわけなのです。

古傷が悪さをする

アレルギー性鼻炎や蓄膿症は、まぎれもなく鼻の症状ではあるのですが、だからといってご案内のとおり、鼻だけを悪者にしては真相は見えてきません。
また当然、鼻の症状もよくはなりません。

多くの方は、最初の頃であれば歪みを調整すればなんでもないものなのに、出ている症状だけを抑えようとして色々いじくっちゃう治療をされてしまうためにモンダイが大きくなってしまっているのではないかという気がしています。

実は、よく鼻や鼻腔に圧迫をかけているのが、古い足首のネンザだったりもします。
足先から一気に頭部へとテンションがかかることは、操法をしていてもよく見る事例です。
不思議かもしれませんが、この古いネンザを調整すると鼻が通ってくるのです。

そしてこの構造バランスは、アレルギー性鼻炎でも、蓄膿症でもよくあるパターンです。
「過敏になっている」か、それとも「歪みが蓄積している」かの違いといってよいでしょう。

どのような病気・症状でも同じですが、症状のある患部に囚われるのではなく、そこから離れた本当の原因を探し出すことが一番重要です。


鼻の打撲

この場合はやや特殊ですが、鼻をどこかにぶつけたりして以降、どうも鼻づまりがしたりスッキリしなかったりするという場合、鼻の付近、頬骨近くに圧痛点があることがあります。

圧痛点が片側にあるということは、そちら側へ引っ張る作用がはたらいているということですので、当然鼻にも影響が出てきましょう。
この場合、圧痛点と反対側の同じあたりの2点を手指で押さえますと(力は入れません)圧痛はほどけ、鼻もスッキリしたりします。
こころあたりのある方は、おためしあれ。

横浜市戸塚区 整体 愉和 清水