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宇宙意識について

個の大本にある感覚

私ども治療者は、とかくしますと、生命反応のみに執着しがちです。
「この反応は治る」、あるいは「反応が欠如してしまっている」などなど、
要は、治るのか治らないのかということに、焦点が絞られ気味です。

しかしたとえば鉱物も、われわれと同じく宇宙森羅万象の落とし子ではないでしょうか。
否それだけではなく、地、火、水、気、いずれも申し子なのです。

有機物と無機物との差異、
物質と非物質との差異、
存在の彼岸と此岸との差異・・

もしかしたら、すべては同じであり、かつ胡蝶の夢なのかもしれません。

現代物理学の主張するごとく宇宙は測定不可能なのものであり、測量や因果律に意味を見い出せないとするならば、
そして、或る、任意の宇宙に参与した者によって統制さるべきものだとするならば、
つまるところ、観察者によって世界が形づくられるものであるとすれば、
主体は、患者本人そのものであるのかもしれません。
よって、生きるも死ぬも、裡なる要求の許におこなわれるのではないか。

つまるところ現象(病気や症状、逆境、あるいは順風)とは、要求から生まれるということです。
(あるいは魂が)みずから望んで・・、と言ってよいかもしれません。
そして現在起こっている現象とは、本人にとって意味のある、大切なキー・ポイントなのではないでしょうか。
またはなにかしら、大いなる配慮であるかもしれません。

その意味が理解できれば、どのような形であれ、解決は近いと思うのです。
もしかしたら、あるいは極端に言うならば、最終的な形が治癒であろうと死であろうと、そこに幾ばくもの差はないのではないだろうか。

ただし、いかなる状況の許であれ、大本には普遍なるものがあります。
それは、地球(宇宙)意識です。
それを、「愛」と呼ぶのはロマンチシズムに過ぎましょうか。
生命反応とは、そのホンの一部に過ぎなくも、美しい結晶と言えましょう。